環境認識と聞くと難しそうに感じます。ポイントは、月足、週足、日足、をベースに「目線を固定する」ことです。
5分や15分足チャートに、長期足MAを乗せて環境認識している方も多いと思いますが、MAではおおまかな環境認識はできても、今現在のリアルタイムでの方向性を間違えることが多くなります。
エントリーしたら逆行してしまう、というのはこのような理由から起こることが多いです。
ロウソク足で環境認識する
MAなどインジケータで環境認識するのではなく(MAは、あくまで目安レベル)、ロウソク足で環境認識することが大切です。
ポイントは「高値」「安値」を正しく確定することです。高値からは下トレンドが発生し、安値からは上トレンドが始まるからです。では、現在動いているチャートで、高値、安値をしっかり自信を持って確定できるって、断言できるでしょうか。
相場なので断言は無理としても、シナリオは立てていないといけません。シナリオ無しで行き当たりばったりエントリーで、まず勝てません。
そろそろ高値かな、反転するだろうな、と思って逆張りしたら高値更新してしまって含み損って、あるあるですね。
高値安値を正しく確定できたらFXは勝てるんです。実はそれだけです。
でも、それが難しいのですね・・・。
表題の「ロウソク足で環境認識する」というのは、月足・週足・日足で高値・安値を確信して、各足で上目線なのか下目線なのか決める。ということです。
高値安値が確定された過去チャートをあげて、FX解説してるサイトは多いですが、過去チャートなら誰でもできるので気をつけないといけません!
今動いているチャートで、正しく高安値を確定できることが非常に大切です!
月足・週足・日足で高値・安値を確定するには
月・週・日足の上位足は下位足と比べるとダマシが少なく、パターン通り動きやすいです。5分などの下位足ではパターン通り動かず振り回されます。しかし、下位足は上下に振れながらも、基本は上位足の方向に動きやすいです。
つまり、上位足の環境認識で目線(方向性)を決めれば、下位足でその方向をトレンド方向として捉えれば良いのです。上位足の方向をトレンド方向、逆を押し戻り方向と捉えるわけです。
トレンド方向の波の動きを「推進波」、押し戻り方向を「調整波」として考えたとき、上位足の推進波の中で下位足を見ることが非常に大切です。なぜならダマシに会いにくいからです。
その方法を画期的な手法としてまとめあげたのが、エイク氏の「Candle-Trend PRO」です。